令和6年1月31日:「Hash Shot」アプリが信濃毎日新聞にて紹介されました
プレスリリース 令和5年8月吉日
株式会社PGS
世界初、デジタルデータの指紋と言われる「ハッシュ値」を使用した
民事・刑事裁判、フェイクニュース対策用アプリ
-「Hash Shot」発売開始のお知らせ-
[はじめに]
株式会社PGS(東京・港区)は、画像の改ざんによる不利益から社会を守る事は世界的な
課題であると考えており、弊社は現在日本の警察などで採用されている、一度しか書き込めない書ききり型の「改ざん防止メディア」を初めて企画した企業として、この課題に対する社会的責任を果たすべく、この度業務用途だけではなく一般の方も対象とした自己管理型のオリジナル原本証明アプリ「Hash Shot」(ハッシュショット)を令和5年8月より販売を開始します。
このアプリは、スマートフォンandroid対応(ios用は準備中)で、撮影直後に計算する画像データの ハッシュ値※1 (SHA256)を用い、誰でも簡単にオリジナル証明や改ざんの検証ができるソフト(特許出願中)です。
※1ハッシュ値
ハッシュ値とは、デジタルデータから算出した固有な固定長の数値で、いわゆるデータの指紋と考えることができます。ハッシュ値の大きな特徴は、元のデータがほんの少しでも変われば、計算されるハッシュ値が全く異なってしまうという点にあります。ハッシュ値を確認することで改ざんされていないことが証明できます。なお、ハッシュ値から元のデータを復元することは不可能です。
[アプリ内容]
画像データはアプリ内の「アルバム」に、ハッシュ値は「index」に順次記録され、両一覧は一つのフォルダに格納しエクスポートができます。フォルダの中には「index」のハッシュ値も同時計算され、同フォルダ内の「all hash」というファイルに保存されます。
さらにフォルダができると同時に計算されたすべてのハッシュ値は、アプリ内の「Hash List」というファイルにも保存されます。
このようにデータをフォルダに格納し、フォルダ毎のハッシュ値(index・all hash)を、アプリ内の「Hash List」にも保存されることで証明/検証用として、また過去データの確認用などに利用できます。本アプリは、シャッターを押す以外ハッシュ値は計算されませんので、連続されたすべてのデータの確認が可能です。仮にアウトプット後に改ざんされた写真または削除された写真があれば目視による特定が可能です。
その他、アプリ内は編集・加工ができませんし、PCからの書込みもできませんので外部からの改ざんも防ぎ自己管理ができます。また、ハッシュ値から元データを復元する事はできませんので、保存されている「Hash List」から第三者が元画像を復元することもできません。
[アプリ用途]
これまでは、何も手を加えていない事(オリジナル性)、すなわち「何もしていない事」の証明は極めて困難でしたが、本アプリはハッシュ値を上記のように使用する事でその証明をより可能なものとしました。本アプリを使用する事により、法的証拠能力を必要とする民事 / 刑事裁判において、「原告と被告」、「検察官と被告人(弁護人)」の双方それぞれの立場で画像データの証明や検証が可能です。「改ざんはしていない、している」、「写真は全部出している、すべては出していない(都合が悪い写真は出していない)」など様々な場面が想定されますが、「何もしていない事」が証明される事で双方の疑いを無くす事ができ、裁判の迅速化にも繋がると考えます。この他にもロースクール・法学部や情報学部での教材・消防・医療・建築・保険・芸術・データの事実確認(ファクトチェック)など、個人から業務用までオリジナル性を必要とする様々な場面に活用できると想定しております。
[今後の展開]
今後は動画・音声対応など随時アップデートしてまいります。また、韓国やアメリカなど海外でも日本同様の需要を見込んでおり、現地協力会社と共同で年間10万人の利用を目指しています。
撮影と同時にハッシュ値が計算される本アプリを、各種分野でのオリジナル証明の一つとしてご活用いただけましたら幸いです。
[本リリースのお問い合わせ]
株式会社PGS
Mail / support@pgs-tokyo.com
Tel / 03-6805-1212
HP / http://www.pgs-tokyo.com